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機能不全家庭に近い育て方をした親御様 カウンセリング東京銀座ルーム

年を重ねると月日が経つのがとても速いと感じていますが延期になっていた五輪が始まります。
コロナのことで振り回され、あっという間に1年が過ぎたと感じる方は多いと思いますが、五輪を目指すアスリートや関係者はとても難しい、振り回される複雑な1年を乗り越えて開会式に臨まれます。

直前でも諸事に賛否はあることですが出場選手全員、いかんなく全力を出せるよう運営していただきたいし、私たちは家族の絆を深める意味も込めテレビの前に集結して精一杯の応援をすべきようです。

一方アダルトチルドレン(AC)の心理カウンセリングをしている身としては全国で家族がテレビの前にそろって声援することに強い抵抗感がある方も多くいることも分かってほしいとも思います。

定義はありませんし病名でもないですが機能不全家庭で育った方をアダルトチルドレン(AC)と認識されます。

機能不全家庭で育った方は心に大きな傷を持ち、幼少期から自律神経失調症やうつ状態など心の病に罹るケースすらあり、更に中学生ころから社会人になるまでリストカットや摂食障害などの自傷行為を経験し、社会人になっても止まらない方もいらっしゃいます。

機能不全家庭で育ったアダルトチルドレン(AC)はずうっーと生きにくさ・生きづらさを意識して生活されています。
この方たちの心の回復には時間がかかりますが専門家、心理カウンセラーのサポートが必要となりますので、このブログでも個々のご対応はできませんが共通項を時々に書かせていただいており、何かのお役に立てていただければと思っています。

今回は機能不全家庭の言葉も意味も知らず、ごく普通・一般的に育てていると思われている親御様に対して提言させていただきます。

アダルトチルドレン(AC)のご相談者は親に感謝している部分も多くあるので距離をとったり、無視することはできないと言われるケースも多いのですが、親への感謝とは衣・食・住・教育・家族娯楽・社会人になるまでの金銭援助などで面倒をみてもらったことと言う方が大半です。

普通に育てたと思われている親御さんの最大の問題は感謝されている上記事項は感謝されるべきものでなく、このような事が子供にしてあげることはごく当然で、極論としてできないのであれば子を産むには親としての資格条件が整っていないと認識すべきことだということです。
衣・食・住・教育・家族娯楽・社会人になるまでの金銭などで援助していることを錦の御旗のようにかざして子供の成長期にことごとく圧力をかけていないでしょうか。

当然、衣・食・住・教育・家族娯楽・社会人になるまでの金銭援助などが全てにおいてできない親も多々いることも事実ですが、その場合は普通の親以上に子供への愛を注ぐことと、子どもが親から何があっても必ず守られていると強く意識できる対応をしてあげてたことで、足りない部分は十分に補完されます。
生活での物資面よりも親に対して本来の感謝や尊敬の念が子供に生じる育て方の方が大切かもしれません。

一方感謝の部分との反対は親が友達の親と違うと意識されることで、夫婦不仲、喧嘩が多い、怒鳴り声、ものを投げつける、たまに手も出る、常にイライラしている等が挙げられますが、最も多いのが子供に対する躾のために手を挙げること、また、そもそも子供のこと(将来)を思ってという親の自己価値観による強制、暴言や暴力により、気づかずに子供の心身や生育に支障を生じさせてしまうことです。


今取り上げているのは機能不全家庭、例えば虐待、過度の暴言、育児放棄、ネグレスと、飲酒による平時と異なる変化で与える恐怖、家庭内別居など、誰でも特別な家庭と気づくものでなく、普通、一般的に育てたと思われている親御様に対してのことですが、結果気づかずに機能不全家庭に近い育て方をして自分の子供をアダルトチルドレン(AC)にしている方も多くいらっしゃる現実です。

よくよく振り返ってみればこのような家庭環境や子供への接し方をしていたと思われる方もいらっしゃると思います。
子供も成人してからも何か支障を感じる、他者と違う、うまく人と関われない、強い自己否定、常に何かにおびえている等、完全な機能不全家庭で育ち心の病になられた方と同様に悩み、苦しまれているアダルトチルドレン(AC)と言われる方が、普通の育て方をしたと思われている一部の親御様より生じていることを認識してください。

何か距離をとられていると日々感じていたり、子供からのメッセージを送られている親御様は傷ついた子供に対してどう関わる(関わらない)ようにしたらよいか、今からでもできるサポートを考えたり心理カウンセラーから助言をもらうことが大切な子供の心の傷を少しずつでも癒してあげることになります。
 
2021年07月22日 17:21

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