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ストレスと上手くつきあう方法

自律神経を知っていますか?

「自律神経失調症」と言う言葉をよく聞きますが、まさにその“自律神経”のことです。自律神経は自分の意思とは関係なく内臓や血管を調整してくれる神経なのです。
もし自分の意思だけで自分の身体を保とうとしたら‥‥・
“心臓を動かして、空気を吸い込んで、心臓を動かして、消化液を出して、瞳孔を広げて、おっと空気を吐いて、腸を動かして‥・いかん心臓が止まっている!‥。”なんてことになってしまいます。自律神経は自分で考えずともオートマチックに身体を維持してくれる有難い神経なのです。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類の系統があり、全<正反対の役割を担っています。
  
交感神経と副交感神経の役割
  交感神経の働き 副交感神経の働き
瞳孔 拡張 収縮
末梢血管 収縮 拡張
気道 拡張 収縮
血圧 上昇 下降
心拍数 増加 減少
肝臓 エネルギー放出 エネルギー蓄積
消化液分泌 活動 下がる 活動 上がる
消化管運動 活動 下がる 活動 上がる
膀胱 弛緩 → 尿閉 収縮 → 排尿

交感神経はいわゆる“闘争”の神経です。つまり仕事モードですね。瞳孔を開き、気道を拡張して、血圧、心拍数を上げて戦うための準備をします。
副交感神経はいわゆるリラックスの神経です。心拍数を下げ、血管を拡張して、身体をリラックスさせ、食べ物の消化活動を促進したり、心と体の修復をしたりして次の活動に備えます。
昼間は交感神経が優位に働いて、夜は副交感神経が優位に働きます。この交感神経と副交感神経がバランスよく働いてこそ、我々健康に生きていけるのです。
 

交感神経、副交感神経のバランスが崩れている
 
現代では、生活が夜型になったり、スピード社会になったりしたために、交感神経の働きが高いままの人が多くなっています。この交感神経の高まりが収まらないことが、”不眠”の方が増えている一因とも言われています。つまり“戦いモード”、“仕事モード”から抜けられなくなり、心と身体を休め、修復する余裕が無くなっているのです。
2週間、交感神経が高いままだと、心身に不調が現れてくると言われています。自動車のFIレースで言えば、ピットインしないでずっと走り続けてしまったために、タイヤが破損したり、燃料が切れて走れなくなってしまうようなものです。



1 ストレスの正体

みなさんはよくストレス(STRESS)”という言葉を聞いたり、口にしたりすると思います。「いやー、満員電車はほんとにストレスが溜まるよねー」とか「じゃあ、ストレス解消に飲みに行こうよ!」とか。そして、過度のストレスが原因で身体や精神的な不調が起こってくることもご存じでしょう。
では、そのストレスというものが具体的にはどんなもの(こと)なのかを知っていますか?
ストレス(STRESS)とは、英語の辞書で引くと「物理的な圧力、重圧、または精神的な圧迫感、重圧感」というような説明が書いてあります。
 
みなさんはよくストレス(STRESS)”という言葉を聞いたり、口にしたりすると思います。「いやー、満員電車はほんとにストレスが溜まるよねー」とか「じゃあ、ストレス解消に飲みに行こうよ!」とか。そして、過度のストレスが原因で身体や精神的な不調が起こってくることもご存じでしょう。
では、そのストレスというものが具体的にはどんなもの(こと)なのかを知っていますか?
ストレス(STRESS)とは、英語の辞書で引くと「物理的な圧力、重圧、または精神的な圧迫感、重圧感」というような説明が書いてあります。


精神的圧迫感、重圧感がストレス

つまり、簡単に言ってしまえば、あなたが“イヤだ!”と感じることすべてがストレスになると思ってください。
たとえば「雨が降っていてイヤだ」、「夏は暑くてイヤだ」という湿度や気温といった自然環境の問題、「ヘビが気持ち悪い」、「お化けが怖い」といった生理的な嫌悪感、そのほか「明日のテストがイヤだ」、「あの上司はムカつく」とかいった感情的な不快感といったもの、あなたを不快にさせるものすべてがストレスといえます。
ですから、とうぜんストレスの感じ方やストレスに強い、弱いといった適応力には個人差が出て来ます。
スポーツはストレス解消になると言われていますが、スポーツ嫌いの人がやれば逆にストレスを感じてしまうし、においに過敏な人にとってアロマのかおりもストレスになってしまいます。また、お酒が嫌いな人がむりやりお酒を飲まされればストレスなのです。
つまり、ストレスの問題に一般論というものはな<、ストレスはすべて個人の問題になると言えます。
 
そして、あなたにストレスを感じさせる原因となるものを専門家の間ではストレッサー”と呼んでいます。
私たちの世界でよ<使われる「セリエのストレス学説」というものがあります。これは簡単に言えば、膨らましたゴム風船を指で押すと押した部分が凹みます。その凹んだ部分が、外的に圧力がかけられた状態、つまり“ストレッサーがかかっている状態と考えることができる”というたとえです。そして、ストレッサーを受けた人がその状態を“不快だ”、“イヤだ”と思えば、その人はストレスを感じているということになります。
 
結局、私たちは母親の胎内から出た時からいろいろなストレスを感じながら生きてきたわけですし、生きている以上ストレスをまった<感じていない人はいないと言えるでしう。
 
ただ、いま私たちの間で言われていることは、若い人だけでなく戦後生まれの人たち、つまりいまの時代に生きる人たちのほとんどが、一般的にストレスに対して弱くなっているということなのです。その原因は、戦後の日本の恵まれた社会環境にあると言えます。いまの日本人はある意味、とても恵まれた、ぬるま湯のような環境で育ってきた人間であるといえるのです。そのぬるま湯の中からとつぜん荒波の中に出されれば、とうぜんその環境に対する抵抗力は弱いわけです。
 
少し古い話になりますが、あなたがどんなに恵まれた環境にいるのかを知るためのいい話があります。

「もし冷蔵庫に食料があり、着る服がある、頭の上に屋根があり、寝る場所があるのなら……あなたは世界の75%の人たちより裕福で恵まれています。そして、もし銀行に預金があり、お財布にお金があり、家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら…
…あなたはこの世界の中でもっとも裕福な上位8%のうちの1人です。」



2 いいストレスと悪いストレス

ストレスとはどういうものなのか、ストレスを感じるということはどんな状態なのかを話しました。
ですから、みなさんはすでに、人間がどんな時にストレスを感じるかという大体のイメージをつかめたことでしょう。そして、なるべくストレスを避けたい、はやくストレスのない生活をしたいと思っていることでしょう。
それはどうしてか?
なぜならみなさんの頭の中には、このコラム以外にも、テレビや雑誌、その他の情報源から、“ストレスは悪影響をおよぼす!”という考えがあると思えるからです。しかし、実はストレスは必ずしも人間に取って悪いもの、必要のないものとは言い切れないのです。
 
人は生まれてからストレスをまったく受けないということはあり得ません。ただストレスは確かにその人にとって不快なものですが、前にも話したようにストレスはまったく個人的な問題なのです。
だから、あるストレスが人によってはいいストレスになったり、悪いストレスになったりすることがあるわけです。たとえば、スポーツをやってハイテンションになる人もいるでしょうし、逆に落ち込む人もいるでしょう。また、スポーツの疲労感を心地よく感じる人もいるでしょうし、その疲労がストレスになる人もいるでしょう。
つまり、ある人はスポーツによるストレスを自分にとっでいいストレスとして受け止めているわけですし、ある人にとってはスポーツのストレスは不快なものになっているわけです。このように人間は無意識のうちに、いろいろなストレスを自分にとっていいストレスと悪いストレスに振り分けていく能力があるのです。
そして、いいストレスは人間を進化させる原動力、人間を成長させるスパイスと言えるでしょう。
たとえば、生徒が先生に「明日テストをやるよ」と急に言われたら、多くの生徒は“エッ、困ったな”と思ってストレスを感じるわけです。しかしながら一夜漬けでも勉強をしてそのテストに合格していかないと、生徒たちの学力はいつまでたっても向上しないのです。
ですから、人が生活の中で日々向上していくためには、ある程度のストレスを受けてそれを自分自身で克服していく必要があります。
そんなわけで、もしあなたがストレスを受けても、それを自分の中で昇華できたのなら、それはあなたにとっていい刺激だった、“いいストレスだったといえるでしょう。
ところが、“明日テストだ”というプレッシャーを受けて気分が落ち込んだまま過ごしたり、緊張過多になってしまって赤点を取ってしまったのなら、それはその人にとっては悪いストレスになってしまったわけです。
 
このように、あなたにとって自分が向上していく上で必要なストレスはいっぱいありますし、またそれに慣れて克服していくことはとても大切なことなのです。
結局、ストレスは悪者と言われますが、むしろストレスとうまくつき合っていく方が私たちにとって大事なことだと言えます。
仮にあなたがストレスのまったくない生活を送っていたらどうでしょう。
きっとあなたはその状態に満足し切ってしまい、なんの努力もせずに過ごすことになるでしょう。
そうなるとあなたは向上も成長もない人になってしまうのです。
そうならないためにも、私たちはいいストレスをどんどん利用していくべきなのです。
 
ストレスは慣れればどんどん許容範囲が広くなっていくものだと言えます。ですから、“心の筋肉”が強いというか心の余裕がある人は、ストレスがかかっても、それがすぐに体調や精神状態に影響するということがなくなってくるわけです。



3  ストレスにはどんな種類があるのか
 
その人にとって“いいストレス”ど“悪いストレス”があるという話をしました。いいストレスはその人には心地よいストレスに感じられることも多<、またストレスを感じながらもそれを克服して昇華していくことで人間は成長していくといことも説明しました。
 
次は人が感じるストレスの種類についてお話したいと思います。
前に“人は、母親の胎内から出た時からいろいろなストレスを感じながら生きてきたという話をしましたが、みなさんは赤ちゃんが生まれた時に最初に感じるストレスは何だと思いますか?
それは気温と湿度なのです。
そこから始まって、人間はいろいろなストレスを受け、それを克服しながら成長してくるわけですが、そのストレスは「身体的ストレス」と「精神的ストレス」に分けることができます。
そして、「身体的ストレス」は外からの刺激によって起きる「外的ストレス」と、自分自身の内面や生活から起きてくる「内的ストレス」に、「精神的ストレス」は社会生活の中から生まれてくる「社会的ストレス」と、自分自身の心理的な要素から生まれてくる「心理的ストレス」に分けることができます。
細かくは下の表を見てください。ストレスというものは、あらゆる原因から生まれてくるものだということが分かると思います。つまり私たちは、日々こういったストレスに直面し、その影響を受けながら生きているわけです。
 
 
身体的ストレス

              外的ストレス
物理的ストレス 暑さ・寒さ・高気圧・低気圧など
環境的ストレス 騒音・照明・ほこりなど
肉体的ストレス 病気・ケガ・長距離通勤・長時間勤務など
科学的ストレス 空気汚染・食事や嗜好品(酒・タバコ)など
生物的ストレス 細菌・ウィルス・花粉など
 

              内的ストレス
運動関係のストレス 運動不足・運動過剰など
食事関係のストレス 過食・小食・偏食・栄養不足など
睡眠関係のストレス 睡眠不足・睡眠過剰・夢など
生活関係のストレス 不規則な生活・夜更かしなど
その他 妊娠による身体的変化・月経による苦痛など



精神的ストレス
 
              社会的ストレス
仕事関係のストレス 転勤・昇進・左遷・転職・失業・退職・残業・夜勤・責任・ハラスメントなど
学校関係のストレス 入学・転校・進学・退学・成績不振・いじめなど
家庭関係のストレス 結婚・離婚・転居・同居・別居・子供の独立・家庭内暴力など
人間関係のストレス 上司・同僚・部下・取引先・友人・先生・隣人・家庭・嫁姑など


              心理的ストレス
身体関係のストレス 疲労・病気・ケガによる健康喪失・妊娠・出産など
喪失体験 離婚・家族との別居や死別・友人やペットとの死別など
その他 家族や友人の病気・将来に対する不安・恐怖・怒り・失恋・失敗・挫折など
 
 

4 現代人はストレス虚弱体質なのか ?

私たちが感じるストレスには「肉体的ストレス」と「精神的ストレス」があることをお話しました。
その中で、私たちが生まれてきて一番はじめに感じるストレスは、母体の外に出た時の気温と湿度であると言いました。ですから、昔なら環境に順応するという意味合いで、夏に生まれた子供は暑さに強くなるし、冬に生まれた子供は寒さに強くなる傾向があったのです。
 
ところが、現代ではどうでしょうか?
いまは夏に生まれようが冬に生まれようが、室内はいつもエアコンで同じ温度と湿度にコントロールされています。しかも、生まれてくる時だけでなく育ってくる環境、つまり家の中でも、いつもエアコンが効いているわけですから、必然的に気温や湿度のストレスに非常に弱い体質で育ってしまうのです。
そのほか、物質的にも非常に恵まれた環境で育っているという一面もあります。
 
話はちょっとそれますが、最近よく問題になるストーカーの心理を考えてみましょう。
もちろんストーカーにはいろいろなタイプがいるので、いちがいには言えない部分もあると思いますが、彼らの行動を心理的に分析すれば、彼らは基本的に“自分の欲しいものはみんな手に入れられた”という経験が原点にあると思えます。
たとえば、戦後生まれのほとんどの人は、なにかを食べたいと思えば「お腹が空いた」と言えば食べることができたでしょうし、寝たいと思えば暖かい布団のなかで寝られて、本が読みたければ本が読めて、テレビを見たければテレビが見られてというように、欲するものはなに不自由なく手に入れることができたわけです。
ところが、恋愛においては、“異性のハートは買えないですよ”ということになります。
 
それでも、それまで自分の欲しいものはすべて与えられてきた人の心理の中では、経験として自分が欲しいと思って与えられないものはあり得ないので、相手の異性に拒絶されているということが考えられないわけです。
心理的に、“自分が欲しいものはもらって当たり前”、“自分が好きなら相手も自分を好きになるに決まっている”といった考え方を持っているので、現実が理解できない結果としてストーカー行為に走るということになります。
 
話をもとに戻しますが、このように戦後生まれの世代、特に年代の若い人たちは、なに不自由ない環境の中で育っているので、精神的にも肉体的にもストレスに弱い体質になってきているのです。つまり、恵まれすぎた環境の中で育っている結果として、ストレスに対する耐性が弱くなっているわけです。
 
現状ではほとんどの人が高校卒業まで、あるいは大学卒業まではいろいろな面で守られていると言えます。
また、現代人の傾向として人間関係の希薄さという面もあげられると思います。
以前は外に出て友達と遊ぶということで築き上げてきた他人と付き合うという経験、つまり人間関係に関わるストレスの耐性というものが、室内でゲームをやったり、携帯を手にしていればほしい情報は何でもわかる環境で育ってしまうので、なかなか作られにくくなっているのです。
結果として、人間関係の構築が苦手になってしまうわけです。
 
そんな人たちが、卒業と同時にいきなりストレスの多い競争社会の中に放り出されたらどうでしょう。その社会のいろいろなストレスに耐えられない人が多くなってしまうのは、ムリもないことだと思います。ですから、現代人は自然環境や社会環境、人間関係など、いろいろなストレスに対しての耐性が弱くなっていると言えるのです。
 
では、私たちがストレスにどう対処していけばいいのか?



5 ストレスと自律神経の微妙な関係

いままでの説明でみなさんは、ストレスというものがどんなもので、人間は日常生活の中、どんなストレスを感じながら生きているのか、ということが、ある程度わかってきたと思います。
結局、いいストレスにしろ悪いストレスにしろ、私たちはストレスから逃れられない運命にあるのです。
そうなると、こんどは私たち自身が日常のストレスをどう緩和、コントロールしていくべきなのか?ということが問題になってくると言えるでしょう。
結果的にそれがうまくできる、できないでは大きな違いが生まれてくるのですが、そういったストレスをどう解消するのかという話をする前に、ストレスの蓄積が人間の体や心にどのような影響をおよぼすのか?ということを説明しておきましょう。
 
たとえばストレスの負荷がかかっている状態。そんな時の人間の体はどうなっていると思いますか?
簡単に言ってしまえば、ある種の興奮状態にあると言えるのです。
なぜなら、ストレスの影響がいちばん出るのが自律神経だ、と言われているからです。
前にも説明しましたが、自律神経というのは、人間の呼吸や血圧、心拍数や消化器の働きなど、その人の意志とは無関係に、生命維持に関わる機能を自動的にコントルールしている神経のことです。この自律神経は、交感神経と副交感神経というあい反する働きをする2つの神経で成り立っているのです。
そして、交感神経が支配している状態というのは、ある意味で戦闘モードだと考えてください。
心拍数が上昇し、血管も収縮するので血圧も上昇。
つまり、私たちが起きて仕事したり遊んでいる時は、交感神経優位の状態だと言えます。
 
逆に、副交感神経が優位になると、心拍数が少なくなり、血管も広がって脳に血液がよく回る状態になるので、脳からα波が出るようなリラックス・モードになってくるのです。
 
本来、人間の体というものは、太陽が出ると交感神経が優位になってきて起きて働き、夜になると副交感神経が優位になってきてリラックスし、眠くなって寝るというサイクルが自然だといえるのです。最近では夜更かしする人も多くいるので、このサイクルも崩れてきているのですが、ある意味私たちは交感神経と副交感神経の適度なバランスで健康を保っているわけです。
 
人には1日の生活の中で、交感神経がいちばん高いレベルになる時間があります。
それは働く人なら仕事をしている時間であり、学生ならば学校に行っている時間であり、主婦なら家事や育児をしている時間であったりと人それぞれなのですが、常にストレスにさらされている人は交感神経の高いレベルがずうっと持続された状態になってしまうのです。
交感神経のレベルが最高ということは、つまり最高の緊張状態が持続しているということなのです。私が相談者様にその状態を説明する時に、相談者様の手首を押さえます。そうすると手には血がよく回らなくなって欝血状態になってきますが、「それと同じことがあなたの体の中でも起こっているのですよ」という話をするのです。
もしこういった状態が2週間以上続けば、人間の体はかならずなんらかのサインを出してきます。それは、夜眠れなくなる、寝ても熟睡した気がしない、もしくは汗が出やすくなる、胃がキリキリする、便秘や下痢なるなどです。



6 肉体的精神的ストレス・サインを見逃すな!

お話したように、ストレスによって交感神経が優位な状態が2週間以上続くと身体にいろいろな症状が出てきます。
たとえば
 
 *夜眠れなくなる
 *汗が出やすくなる
 *胃がキリキリするなど消化器系の調子が悪<なってくる
 *めまいや頭痛がする
 
などです。
そして、これらの症状は、ある意味ではあなたに対して身体が出している危険信号のサインだと考えられます。ですから、こういった症状が表れてきた時点で、あなた自身でストレッサーが、かかってきていることに気づいて、ストレスを“避ける”、またぱ軽くする”対策を行えばいいわけです。
  
ストレスの影響をいちばん受けやすいのが、胃と腸だと言われています。そのことがよく分かる実験としてこういうものがあります。
それは、実験を受ける人に胃カメラを飲んでもらい、その状態のままで、その人に  「家族の人が事故にあった」と告げるのです。
そうすると、それまでピンク色の健康的な色をしていた胃の内壁がアツという間に蒼白に変わってしまうのです。胃はそれほどストレスの影響を受けやすいということです。
 
だから極端な例としては、ある患者さんに胃以外の場所の手術を2週間後にやりますよと告げると、そのストレスが原因でその患者さんは胃潰瘍になってしまうということもあるのです。そして、胃の機能が悪くなってくると食べたものの消化が悪<なってくるので、それに付随して腸のコンディションも悪<なってくるということなのです。
 
それから前もお話しましたが、ストレスの影響は睡眠障害という形でも出やすいのです。
睡眠障害というとみなさんは、夜なかなか寝付けなくなるという症状を考えると思いますが、こういった入眠障害のほかに
 
 *寝てから3~4時間で目が覚めてしまう中途覚醒
 *早朝に目が覚めてしまう早朝覚醒
 *過眠(いくらでも寝てしまう)
 
というのも睡眠障害の症状に入りますから、こういった傾向が出ている人もストレスの影響を疑ってみましょう。
そして、うつ病の傾向が出ている人は、実は入眠障害よりも中途覚醒や早朝覚醒になっている人の方が多いというデータもあります。
 
一方ストレスの影響は、こういった肉体的な部分だけでなく精神的な面に出ることもあります。
ストレスの影響が身体面に出るか、または精神面に出るか或は両方共に出るかはその人の
個人差といえるでしょう。
  
精神面ですと
 
 *いつも新聞を読む人が朝起きても新聞を読まなくなる
 *お酒の好きな人がお酒を飲んでもおいしいと感じなくなる
 *会社や学校に行く気が起きなくなる
 *食欲がなくなってきたり外出すのがめんどうくさくなったりする
 
また、とつぜんに涙もろくなってよく泣くようになったりとかいうこともあります。
このようにストレス蓄積の影響は精神面にも現れてくる場合もあるのですが、肉体的なサインと違って精神的なサインはなかなか自覚しにくいという面もあると思います。
しかも、こういったサインを見逃してストレスによる影響がもっと進んでいくと、人によってはうつ病や自律神経失調症などの症状が出てくることがあります。ですので、こういった心身の変調に早く気づくということもとても大事なことです。
ちなみにその変調に気づくコツというのは、ふだんの自分の感覚や生活のペースと違う自分になっていることに早く気づくということなのです。
  
たとえば
 
 *夜に眠れなくなる
 *胃腸の調子が悪くなる
 *外に出かけるのがめんどうくさくなる
 *食欲がなくなる
 *大好きなお酒がおいしくなくなる
 *仕事のやる気がなくなる
 *突然涙もろくなる
 
などなど。
あなたの心や身体に変調が現れた時、それはあなたの心や身体が発しているストレスの危険サインなのかもしれないのですね。



7 いちばん基本的なストレス解消法とは
 
一般的に人間は、強いストレスを2週間連続で受け続けていると心や身体がストレス危険サインを出してくるとお話しました。
そして、この危険サインを無視していると、今度はほんとうにストレスが原因の疾病的に発展していきます。
 
たとえば
 
 *胃潰瘍になる
 *自律神経失調症的な症状になってくる
 *パニック障害を起こすようになる
 
などです。
ちなみに、このような病理的な症状の出方には個人差がありますが、だいたいその人の体質的に弱い部分に出る傾向があるようです。
  
さて、そこで私たちは、こういった心や身体の危険サインを自覚した時には、まず自分が受けているストレスから回避する、もしくはストレスを軽くすることが必要になってくるのです。
もしあなたに精神的に余裕があるのなら、とりあえずいまの自分の置かれている状態をじっくりと分析して、自分が受けているストレスの原因を突き止めてみましよう。
  
たとえば
 
 *職場の人間関係
 *家庭の問題
 *近所づきあい
 *子育ての悩み
 *長時間パソコンに向かっているためのテクノ・ストレス
 *スポーツ選手ならば自分が満足できる記録が出せない悩み
 *学生ならばテストのプレッシャー
  
などとなど。
 
人によっては、こういう問題が複合されている場合もあるでしょう。そういったストレスの原因が突き止められたのならば、まずはそのストレスの原因から遠ざかってみるというのがひとつの回避法です。
 
 *有給を使って会社を休む
 *スポーツ選手なら練習を休む
 *パソコンに向かう時間を短くする
 *友だちと旅行に行って家庭を離れる
 *頭を切り換えてあえて子供のことを深く考えないようにする
 *カラオケに行ってテストのことを忘れる
 
などストレスを感じる環境とは違う環境に自分を置いてみたり、またはストレスの原因を忘れるような気分転換ができれば、ストレスの蓄積から生まれる悪影響をある程度は軽くすることはできるのです。
  
ただし、誤解を招かないために言っておきますが、気分転換といってもストレス解消という意味では、ふだんパソコンに向かって仕事をしている人がプライベートタイムにパソコンのゲームに熱中していても、
それは気分転換にはなっていません!!!
なんのメリハリもなくただボーツとテレビを見ているような過ごし方もあまり効果がありません!!!
  
 *ふだん寝不足気味の人はじっくりと睡眠を取る
 *デスクワークが多い人が週末に運動をする
 *仕事で肉体を酷使している人が本を読んだり、パソコンに向かう
 
といったようなふだんと反対の行動、もしくは能力を使うことが、ストレス解消のために気分転換としては有効になるといえるでしょう。
しかし、現代社会の中で生活する人たちの中には、こういった単純な気分転換さえも思うようにできない人がいっぱいいると思います。



8 現代人になぜ癒しが必要なのか
 
現代社会に生きる人、特に都会で生活する人は睡眠時間や日々の生活パターンが不規則に
なっていることはよくあることです。
ここまで読んでこられた方は、おわかりだと思いますが、睡眠時間が不規則で寝不足であったり、生活パターンが不規則で夜更かしをすることが多い人はそれだけでストレスを受けているわけですし、また、蓄積されたストレスは解消されていかないわけです。
しかも、休みやプライベート・タイムをあまり取ることもできない状態で、いままでお話したように受けているストレスを回避するために気分転換をすることもままならない人が大勢いると思います。
ストレス過多の状態が2週間以上続けば体に変調が起きてきますし、その警告を無視してその状態を継続していると心や体に病的な症状が出て来てしまうわけです。ですから、そういった人たちは忙しいなら忙しいなりにストレス解消の方法を考えていかなければならないということなのです。
  
そのキーワードが、最近ブームになっている“癒じ'ということです。
癒し、
つまり一般的にいう脳がα波を出している状態、すなわち副交感神経が優位になって心身ともにリラックスしている状態を作り出せば、それによってストレスは解消されていくのです。
いちばん手軽な方法でみなさんも自然とやっている方法としては、ゆっくりと時間をかけた入浴、または半身浴があります。
  
 *エステやマッサージ
 *香りによってリラックスするアロマテラピー
 *色彩心理学を応用したカラーセラピー
 
も有効です。
そのほか好きな音楽を聴くことでリラックスできる人や、
無心で本を読むことでリラックスできる人もいると思いすし、
カラオケなどに行って大きな声を出すことや、
家族や友人などとの会話で心から笑うことも
あなたのストレスを解きほぐしてくれるはずです。
また、健康への悪影響を考えなければ
お酒やタバコも
精神をリラックスさせるものとしては有効なのです。
  
しかも個人個人よって差はありますが、特にストレス過多の状態ではなくても、ふだんから意識してこういった癒しの時間を持つということは、多少なりともあなたの心の筋力、すなわちストレスに対する耐性を鍛えているということにつながるのです。
  
もちろん、心の筋力作りという部分では、毎日規則正しい生活を送るということが基本です。
理想的なパターンは、朝目が覚めて昼間仕事をして、夜はプライベート・タイムでリラックスして夜更かしをしないということにつきるのですが、それをできない現代人にとっては、自分の生活パターンの中に意識的に癒しの時間を作っていくことから心のゆとりが生まれ、そのゆとりが多少のストレス過多になってもそれを乗り越えられる心の筋力となってくるわけです。
ですから、毎日気の抜けない多忙な生活を送っている人でも、その生活パターンの中でも取り入れられるその人なりの癒しの時間を考えて、毎日30分間だけでも心身をリラックスさせることができれば、対ストレスという面ではとても効果があることだといえるでしょう。



9 ストレスの自給自足はやめましょう
 
要はストレスのいちばんの解消法は、ストレスの原因が特定できるのならそのストレスの原因から意識的に遠ざかればいいということだったのですが、ここではその逆で、自分からストレスの中に飛び込んでしまうようなパターンについて説明したいと思います。
元来人間は、無意識のうちにもストレスから逃避したり、解消したりしようとする本能が備わっているわけですから、その本能に逆らって自分からストレス、つまり心の外的圧力を感じるような状況を作り出していくようなことがあります。
  
私がカウンセリングを行っていて、よくそのような傾向を感じるのが子育ての悩みを抱えているお母さんです。
そして、そのストレスの原因を作っているのが、意外にもお母さんの読んでいる育児書だったりするのです。
ただし、誤解のないようにお断りしておきますが、私が言いたいのは育児書に書かれている内容が悪いということではないのです。
  
たとえば、お母さんが読んでいる育児書に、「だいたい生後7ヶ月でバイバイができるようになる」とか「12ヶ月前後で言葉を喋り出す」とか書いてあったとします。
そうするとお母さんは、それが普通だと思いこんでしまって、「ウチの子は8ヶ月なのにハイハイをしない」とか「もう12ヶ月以上たっているのに言葉が出てこない」とか悩んでしまったりすることがよくあるのです。
しかし、育児書に書いてあることはあくまでも一般論で、中にはそれよりも早くハイハイしたり、喋り出す子もいるでしようし、逆にそういったことが少し遅れてしまう子もいるという、その赤ちゃんの個体差がかならずあるので、すべての赤ちゃんが育児書に書いてあるとおりには育たないのが当たり前と言えます。
ところが、子育てにあまりにも必死になり過ぎているお母さんは、そういった個体差を考える余裕がなく、「自分の子供は異常があるのではないか?」などと悩みはじめ、子育てにストレスを感じるようになってしまうのです。
しかも、それがもっと進むと「この子が笑わないのは、自分のことが嫌いだからだ」とかいった被害妄想的な感情を持つような状態にまで発展してしまうこともあります。
 
一方では、治療書を読んだ人が、「この症状はこうすれば治る」と書いてあったことを鵜呑みにして、治療書どおりにしても治らないことが原因で深刻なストレスを受けてしまうこともあります。
  
このほかにも、人間関係をとてもネガティブに考えてしまったり、自分の能力について否定的になってしまったり、自分の将来について悲観的に考えてしまったりして自分からストレスの原因を作ってしまうようなことは、あまりいい状態であるとは言えません。
 
こういったせっぱつまった心理状態にならないためには、やはりそういった悩みや問題から気分転換ができるだけの心のゆとり、=心の筋力=というものをふだんから鍛えておく必要があり、これがストレスと上手につきあっていく秘訣となります。
 

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