カウンセリングルーム・カウンセラーをお探しになる時 おすすめ○○選とかランキング○○選の見出しからカウンセラーを選ばれている方も多いようです。
最近何を検索しても同じような掲示が出てきます。皆さまのお役に立つものもあるのでしょう。
しかしカウンセリング・カウンセラーの探し方のポイントを示している記事はご参考にされるのは良いと思いますが、特定のルームを紹介しているものにはかなり疑問がつきます。本来はご相談ごとに違うものです。
別項目で立地や料金等を含む総合的なカウンセリングルームの選び方を記しておりますので、ここではカウンセラーについての実際とお探し方をお知らせします。
先ず資格ですが心理カウンセラーとして2020年時点で臨床心理士(民間資格)・公認心理師(カウンセラー資格の中で唯一の国家資格)が難易度、信頼度とも最も高い資格で、様々な見方で差が開きますが産業カウンセラー(一時期公的資格・現在は民間資格)が次とお考え下さい。心理カウンセラーを探される際この3資格のいずれかを持たれてない方は除外してください。
あくまでも心理カウンセラーとしてですので特定の専門分野、特種療法の資格は記し様がありませんが。
産業カウンセラーを入れているのは上位2資格が基本大学院卒でなければ取得できませんが、産業カウンセラーは養成講座に通われれば学歴は不問で実技、筆記試験両方に合格すれば取得でき、難易度はそれなり(特に筆記試験はかなり難しい傾向)にあります。
学歴がなくても知力や努力などで取れる資格ですので心理カウンセラーを職業と選択された方は取得を目指します。取得できない方は心理カウンセラーとして何かが足りない方となります。
カウンセラー志望者の初心(なにも分からない状況では)はともかく、他の様々な名称の資格では世間で認められないことは何年か勉強すれば概ねの方が気付きますし、この3資格以外信頼性がないこと、雇用もされないことはカウンセラー側ではほとんどの方がわかっている事実なのです。
次に所属先です。カウンセラーのほとんどが公的機関・ボランティア組織・病院・カウンセリングサービス会社・個人開業・複数のカウンセラーの集団開業に属します。大学や養成機関でもカウンセリングを行っておりますがプロとは限りませんのでお勧めは出来ません。
公的機関等無料相談は学力等しっかり審査されている方が多く、カウンセラー的には就職先として収入も安定しているので最も恵まれておりますが、皆様には時間が短く、また定期的に通うことができません。
病院では医師との連携が直接で密であること、資格、学歴が高い方が採用されていること、料金が安いこと等良い点です。
一方時間が短く、大きな病院を除けばカウンセラーへの待遇が悪く、勉強のため以外で所属されていることは実力で個人開業の方とは違うと思います。
カウンセリングサービス会社ではメール・電話などによって24時間相談が出来ること。また、企業が提携していれば社員が数回無料のカウンセリングを受けられることも皆様には便利でしょう。ただ多くのケースで担当が決まっておりませんし、カウンセラー個人の特別な事情や思い入れもあると思いますが、正直実力があれば勤務はしたくないカウンセラーが多いと思います。
複数所属では得意分野の担当者が選べることと、途中で変更してもらえることが良い点ですが、担当者の出社日が少ない、所属を辞めることが多い等がデメリットです。当然実力も一様でありません。
上記のような所属先のカウンセラーは個人の実力で集客されているわけではないことはお分かり頂けると思います。
個人開業は皆様方の評価が一定以上でないと継続して運営していくことは出来ませんので、長期にわたって開業を続けていることが直接実力相応となります。
ただ皆様は相性を気にされる方も多く何方とでも相性を合わせられるカウンセラーは多くはないと思います。また、ベテランであっても必ず得手・不得手はあります。
このような観点だけを見てもカウンセラー選びはどこでもメリットとデメリットがあり、おすすめカウンセリングルーム○○選とかランキング○○選とかで、特定のルームを紹介しているのは如何なものかとお分かり頂けると思います。本来はご相談ごとに違うものです。
探し方としては資格では臨床心理士、公認心理師、産業カウンセラーのどれかの資格を取得されていているか確認し、組織のHPでご自身がご相談になりたいことに詳しいか、望まれるカウンセリングスタイル(例えば来談者中心療法などの傾聴が主か、認知行動療法・マインドフルネスなどトレーニング型、またはアドバイス、レクチャーが中心型など)を取られているかの確認をされ、臨床実績、年数を加味してお決めになられることをお勧めいたします。
継ぎ足し的にもう少しカウンセラー選びについて持論を展開していきます。
先ず相性についてですが、通常のカウンセリングは50分~90分位の長時間、相談者とカウンセラーの二人で行われるので、話しやすさや安心感など皆様が相性をとても気にされることはよくわかります。
正直カウンセラーも初回とはいえ何かシックリこないと感じることがあるのも事実ですし、中には敵対心丸出しと感じる相談者さえいらっしゃいます。
カウンセラーがこのように感じた時にカウンセリングが速やかに進まないことは当然お分かりになると思いますし、相談者も相性が合わない、ハズシタと思われるでしょう。
相談者がそのように感じてしまったり、攻撃的になられたりするのはカウンセラー側に問題があるわけですが、ただ猜疑心が強すぎる方はとても相性が良いカウンセラーに当たらない限りカウンセリングでの効果は得られません。
また、猜疑心が強くない方でも相性ばかり気にされる方もご自身に合うカウンセラーを見つけるのには時間と費用がかかります。
カウンセラーとの相性は余程で無い限り、または生理的にどうしても合わないと感じる以外は、相談者もある程度雰囲気を合わせられた方がカウンセリングはスムーズに進み効果が得られやすくなります。
例えが適切か分かりませんが、大切な方の手術を任す際、医師との相性はそこまで重視せず年齢や臨床数をもっとも考慮されるのと同じで、日本でのカウンセリングの殆どは何か治したい(直したい)、解決、改善されたい方のご相談になりますので、相性より実力と経験数を重視されることをお勧めします。
実力は分かりにくいですがやはり継続されて心理カウンセラーを続けられているかと、世間の「評判」や「おすすめ」よりカウンセラーが書いたHPなどからご判断されるしかありません。うつ病と夫婦問題は全く異なる相談内容なのに○○選などで選ばれるのは如何なものかおわかり頂けると思います。
カウンセラーの実力についてもう少し細かく触れておきます。
実力は分からないと記しましたが、多くの方は心理カウンセラーの実力=心理学の極め度だとお考えで、決して間違いではないのですが、日本の心理カウンセリングではカウンセラーの心理学極め度はそこまで重要ではありません。
心理学とは人の心について科学するもので、分ければ発達・認知・行動・知能・犯罪などなど細かく分類されます。
どの学問でも言えると思いますが極めれば極めるほど細かい分野の専門性を高めることになります。
心理職資格として最高峰とお伝えした臨床心理士、公認心理師は基本大学院卒業者しか受けることが出来ませんが、大学院生のほとんどが心理学全般について学んでいるわけでなく一分野の研鑽をし、その先の進路として専門性をより極める・臨床家になる・その他に分かれます。
心理カウンセラーへ進まれる方は当然臨床家になるわけで、臨床家は専門分野だけのご相談を受ける方より、圧倒的に様々なご相談を受ける方が多くなるわけです。
資格として他に産業カウンセラーを加え3資格の取得者から選ばれることをお勧めしております。
この3資格は筆記試験が施され、心理学全般、関連事項や各種心理療法、心理テストなどから出題され、各々合格率は70%くらいですので取得者は心理関係広域に渡った知識を持たれていることになるからです。
これらをベースとして各自が各種心理療法を質(専門性)と量(種類)をどのくらい学ばれていてご相談にどのように実践できるかが心理カウンセラーを選ばれるときの判断基準とされると良いです。
心理カウンセリングでは必ず何かしらの心理療法が使われますので、取得している種類の多さ、相談ごとに合わせた効果的な使い方が求められ、更に人間性や社会知識など様々な面で心理カウンセラーとしての素養を身に着けていることが実力となります。
ただ単に臨床心理士・公認心理師・産業カウンセラーだから実力があるとは限らないわけで、心理カウンセラーを選ばれるときの最低条件でしかないことがお分かりいただけたと思います。
近年、認知行動療法が心理療法の中では一定の効果があると認められると、メンタルクリニックで心理カウンセラーを雇い、カウンセリングを行うことも増えてきています。
その主が認知行動療法になっていますが、いずれにしても来談者中心療法(心理カウンセラーは皆使えます)と認知行動療法だけしか施せないのでは様々な相談に対応能力が無いと思いますし、心の病に限っても無理があります。
更に私は各種心理療法を日本人に合わせたものにカスタマイズすべきと考えています。
主とされる心理療法の中で森田療法と内観療法以外は欧米で発され体系化されたものです。
「こころ」は個々はもちろんですが、民族性や習慣、宗教等によって当然違いがあります。
各心理療法の特徴、効果を捉え、日本人に合わせていかなければ効果が得られにくくなります。
多数の心理療法とその組み合わせだけでなく、心理カウンセラー個人が心理カウンセリング、扱われる心理療法についてどのように説明、解説されているかもカウンセラーを探される際大切な判断基準にされた方が良いと思います。
以上のことを心理カウンセラーの実力をお調べになる時にご参考にしていただければ幸いです。
最近何を検索しても同じような掲示が出てきます。皆さまのお役に立つものもあるのでしょう。
しかしカウンセリング・カウンセラーの探し方のポイントを示している記事はご参考にされるのは良いと思いますが、特定のルームを紹介しているものにはかなり疑問がつきます。本来はご相談ごとに違うものです。
別項目で立地や料金等を含む総合的なカウンセリングルームの選び方を記しておりますので、ここではカウンセラーについての実際とお探し方をお知らせします。
先ず資格ですが心理カウンセラーとして2020年時点で臨床心理士(民間資格)・公認心理師(カウンセラー資格の中で唯一の国家資格)が難易度、信頼度とも最も高い資格で、様々な見方で差が開きますが産業カウンセラー(一時期公的資格・現在は民間資格)が次とお考え下さい。心理カウンセラーを探される際この3資格のいずれかを持たれてない方は除外してください。
あくまでも心理カウンセラーとしてですので特定の専門分野、特種療法の資格は記し様がありませんが。
産業カウンセラーを入れているのは上位2資格が基本大学院卒でなければ取得できませんが、産業カウンセラーは養成講座に通われれば学歴は不問で実技、筆記試験両方に合格すれば取得でき、難易度はそれなり(特に筆記試験はかなり難しい傾向)にあります。
学歴がなくても知力や努力などで取れる資格ですので心理カウンセラーを職業と選択された方は取得を目指します。取得できない方は心理カウンセラーとして何かが足りない方となります。
カウンセラー志望者の初心(なにも分からない状況では)はともかく、他の様々な名称の資格では世間で認められないことは何年か勉強すれば概ねの方が気付きますし、この3資格以外信頼性がないこと、雇用もされないことはカウンセラー側ではほとんどの方がわかっている事実なのです。
次に所属先です。カウンセラーのほとんどが公的機関・ボランティア組織・病院・カウンセリングサービス会社・個人開業・複数のカウンセラーの集団開業に属します。大学や養成機関でもカウンセリングを行っておりますがプロとは限りませんのでお勧めは出来ません。
公的機関等無料相談は学力等しっかり審査されている方が多く、カウンセラー的には就職先として収入も安定しているので最も恵まれておりますが、皆様には時間が短く、また定期的に通うことができません。
病院では医師との連携が直接で密であること、資格、学歴が高い方が採用されていること、料金が安いこと等良い点です。
一方時間が短く、大きな病院を除けばカウンセラーへの待遇が悪く、勉強のため以外で所属されていることは実力で個人開業の方とは違うと思います。
カウンセリングサービス会社ではメール・電話などによって24時間相談が出来ること。また、企業が提携していれば社員が数回無料のカウンセリングを受けられることも皆様には便利でしょう。ただ多くのケースで担当が決まっておりませんし、カウンセラー個人の特別な事情や思い入れもあると思いますが、正直実力があれば勤務はしたくないカウンセラーが多いと思います。
複数所属では得意分野の担当者が選べることと、途中で変更してもらえることが良い点ですが、担当者の出社日が少ない、所属を辞めることが多い等がデメリットです。当然実力も一様でありません。
上記のような所属先のカウンセラーは個人の実力で集客されているわけではないことはお分かり頂けると思います。
個人開業は皆様方の評価が一定以上でないと継続して運営していくことは出来ませんので、長期にわたって開業を続けていることが直接実力相応となります。
ただ皆様は相性を気にされる方も多く何方とでも相性を合わせられるカウンセラーは多くはないと思います。また、ベテランであっても必ず得手・不得手はあります。
このような観点だけを見てもカウンセラー選びはどこでもメリットとデメリットがあり、おすすめカウンセリングルーム○○選とかランキング○○選とかで、特定のルームを紹介しているのは如何なものかとお分かり頂けると思います。本来はご相談ごとに違うものです。
探し方としては資格では臨床心理士、公認心理師、産業カウンセラーのどれかの資格を取得されていているか確認し、組織のHPでご自身がご相談になりたいことに詳しいか、望まれるカウンセリングスタイル(例えば来談者中心療法などの傾聴が主か、認知行動療法・マインドフルネスなどトレーニング型、またはアドバイス、レクチャーが中心型など)を取られているかの確認をされ、臨床実績、年数を加味してお決めになられることをお勧めいたします。
継ぎ足し的にもう少しカウンセラー選びについて持論を展開していきます。
先ず相性についてですが、通常のカウンセリングは50分~90分位の長時間、相談者とカウンセラーの二人で行われるので、話しやすさや安心感など皆様が相性をとても気にされることはよくわかります。
正直カウンセラーも初回とはいえ何かシックリこないと感じることがあるのも事実ですし、中には敵対心丸出しと感じる相談者さえいらっしゃいます。
カウンセラーがこのように感じた時にカウンセリングが速やかに進まないことは当然お分かりになると思いますし、相談者も相性が合わない、ハズシタと思われるでしょう。
相談者がそのように感じてしまったり、攻撃的になられたりするのはカウンセラー側に問題があるわけですが、ただ猜疑心が強すぎる方はとても相性が良いカウンセラーに当たらない限りカウンセリングでの効果は得られません。
また、猜疑心が強くない方でも相性ばかり気にされる方もご自身に合うカウンセラーを見つけるのには時間と費用がかかります。
カウンセラーとの相性は余程で無い限り、または生理的にどうしても合わないと感じる以外は、相談者もある程度雰囲気を合わせられた方がカウンセリングはスムーズに進み効果が得られやすくなります。
例えが適切か分かりませんが、大切な方の手術を任す際、医師との相性はそこまで重視せず年齢や臨床数をもっとも考慮されるのと同じで、日本でのカウンセリングの殆どは何か治したい(直したい)、解決、改善されたい方のご相談になりますので、相性より実力と経験数を重視されることをお勧めします。
実力は分かりにくいですがやはり継続されて心理カウンセラーを続けられているかと、世間の「評判」や「おすすめ」よりカウンセラーが書いたHPなどからご判断されるしかありません。うつ病と夫婦問題は全く異なる相談内容なのに○○選などで選ばれるのは如何なものかおわかり頂けると思います。
カウンセラーの実力についてもう少し細かく触れておきます。
実力は分からないと記しましたが、多くの方は心理カウンセラーの実力=心理学の極め度だとお考えで、決して間違いではないのですが、日本の心理カウンセリングではカウンセラーの心理学極め度はそこまで重要ではありません。
心理学とは人の心について科学するもので、分ければ発達・認知・行動・知能・犯罪などなど細かく分類されます。
どの学問でも言えると思いますが極めれば極めるほど細かい分野の専門性を高めることになります。
心理職資格として最高峰とお伝えした臨床心理士、公認心理師は基本大学院卒業者しか受けることが出来ませんが、大学院生のほとんどが心理学全般について学んでいるわけでなく一分野の研鑽をし、その先の進路として専門性をより極める・臨床家になる・その他に分かれます。
心理カウンセラーへ進まれる方は当然臨床家になるわけで、臨床家は専門分野だけのご相談を受ける方より、圧倒的に様々なご相談を受ける方が多くなるわけです。
資格として他に産業カウンセラーを加え3資格の取得者から選ばれることをお勧めしております。
この3資格は筆記試験が施され、心理学全般、関連事項や各種心理療法、心理テストなどから出題され、各々合格率は70%くらいですので取得者は心理関係広域に渡った知識を持たれていることになるからです。
これらをベースとして各自が各種心理療法を質(専門性)と量(種類)をどのくらい学ばれていてご相談にどのように実践できるかが心理カウンセラーを選ばれるときの判断基準とされると良いです。
心理カウンセリングでは必ず何かしらの心理療法が使われますので、取得している種類の多さ、相談ごとに合わせた効果的な使い方が求められ、更に人間性や社会知識など様々な面で心理カウンセラーとしての素養を身に着けていることが実力となります。
ただ単に臨床心理士・公認心理師・産業カウンセラーだから実力があるとは限らないわけで、心理カウンセラーを選ばれるときの最低条件でしかないことがお分かりいただけたと思います。
近年、認知行動療法が心理療法の中では一定の効果があると認められると、メンタルクリニックで心理カウンセラーを雇い、カウンセリングを行うことも増えてきています。
その主が認知行動療法になっていますが、いずれにしても来談者中心療法(心理カウンセラーは皆使えます)と認知行動療法だけしか施せないのでは様々な相談に対応能力が無いと思いますし、心の病に限っても無理があります。
更に私は各種心理療法を日本人に合わせたものにカスタマイズすべきと考えています。
主とされる心理療法の中で森田療法と内観療法以外は欧米で発され体系化されたものです。
「こころ」は個々はもちろんですが、民族性や習慣、宗教等によって当然違いがあります。
各心理療法の特徴、効果を捉え、日本人に合わせていかなければ効果が得られにくくなります。
多数の心理療法とその組み合わせだけでなく、心理カウンセラー個人が心理カウンセリング、扱われる心理療法についてどのように説明、解説されているかもカウンセラーを探される際大切な判断基準にされた方が良いと思います。
以上のことを心理カウンセラーの実力をお調べになる時にご参考にしていただければ幸いです。