ハラスメント カウンセリング東京銀座ルーム
ノーベル賞の発表が始まっていますが日本人の受賞者もすでにおられ、失礼なことですがお名前もご功績も全く知らない私もお祝い申し上げたい気分です。もう何十年も前のことですがノーベル賞を受賞するには10年以上その業績が正しかったか、この功績が後の更なる様々な研究や日々の生活に役立っているかなど時間を掛けて考察して決まるとの事を読み聞きした記憶があります。
今日どのようになっているか分かりませんがすごく大事なことだと感じています。
心理カウンセリングをしているとハラスメントの被害が増えていて、相談者様はとてもつらい思いをされています。
ハラスメントによる抑うつや適応障害などの症状改善やトラウマの緩和などでカウンセリング・各種心理療法を施させていただいておりますが、生活の中にハラスメントをしている方(方々)がいますのでその対応は非常に難しいケースが多々あります。
ハラスメントの自覚がない方が依然多いのは、単純に人権を侵害する行為・言動がハラスメントですよ。では自覚されないと思います。
人格や性別、性的なハラスメントを同じ方に繰り返し行う。大声での叱責、極端に乱暴や汚い言葉遣い、物をたたいて大きな音を出し威嚇するなどは職場、家庭内を問わず、また個人個人がどのように受け取るかにかかわらず完全にアウトです。
ある程度の時間はかかるでしょうが意識なくハラスメントをしている方に対して、社会で正しい知識を啓発し自己認識を高めてもらいたいものです。
一方世間では様々なハラスメントを作り上げすぎていたり、過剰に意識しすぎてないかも気になります。
先程の人権を侵害する行為・言動はハラスメントの広義の定義で、もう少し細かく伝えると相手の意にそぐわない言動や行動によって不快な思いをさせたり、嫌がらせをすることとも定義されているようです。
現在の日本では他者とのかかわりが希薄になっていて気付くと相談する方も、気軽に仕事や育児、家事を教えてくれる方もいないし、そもそも話せる家族も友人もいないのでカウンセリングにきて心理カウンセラーに話すしか方法がなかった言われる方は多いです。
ハラスメントの定義がどんどん細かくなり様々な事柄に広がりすぎると、楽しい会話や雑談もしづらくなり注意も冗談も言えなく、結果人的交流が少なくなり個々の心身にじゅわじゅわと影響が出ないかと思いますし、明るい社会にならないのではと心配もします。
私もカウンセリング中うっかりハラスメントに関わる言動をしたのではと反省することもありますが、軽い笑いやジョークをしながらの方が良いカウンセリング効果に進む相談者もいらっしゃるのも事実です。
ハラスメントに限らず現代で正しい方向に改革・改善しなければならない事柄は山積みですが、短時間で答えを出すだけでなく、時間を掛けて検証しながらしっかりと進めていかなければならないことも多々あるのではと思います。
2021年10月06日 17:37