性格を変えたいと思われている方へ カウンセリング東京銀座ルーム
時間があればオリンピックの様々な熱戦を買い替えた大型テレビで見て鋭気をいただいています。今回は初めて見る競技も多く、それらの競技は若い選手が動じることなく、はつらつとした演技を披露してくれるので、とても爽やかでパッビーな気持ちになり、私だけでなく暗い世上の中で一服の清涼感に浸っている方も多いと思います。
大きなトラブルもなく競技が進められていることは関係者のご尽力と酷暑の中でボランティアをされている方に感謝しかありません。
オリンピックの度にそういえばこの競技はこんなルールで、見どころのポイントは此処だとある程度理解したつもりでいますが、4年後に再び各競技を観戦すると、一からルールと勝敗のポイントを覚えこみ直すことを繰り返しています。
今回感心したことの一つにどの競技でも各局のアナウンサーの実況中継がすごいと、こちらにもプロ意識を感じたことです。
よくここまで各競技の細かいルールや様々なことを頭に叩き込み、瞬時の状況ですらすらアナウンスできるものだとひたすら感心しています。
さぞ何回も過去の競技画像に合わせて繰り返し練習を重ねたことだろうと思います。
このように私は4年に一度ルールを覚えたつもりでもその後各競技に触れることなく過ごしているとすぐに忘れてしまいます。
一方アナウンサーは何年も前からルールーを熟知し、繰り返し実況のトレーニングをしていると4年後に再び担当しても更に磨かれた実況ができるのだろうと感じます。
心理カウンセリングを行っていると相談者が相談には来られるが、変えられない(変われない)と半ば諦めている方がいらっしゃるのも事実です。
何かにすがりたい、誰か助けてくれないか。と相談に来られる苦しい、辛い気持ちはよくわかります。
本来の心理カウンセリングでしたらその辛い気持ちに如何に寄り添えるかが心理カウンセラーの実力でした。
しかし日本の心理カウンセリングを受ける方の多くは自分に合った的確な改善方法を求める方で、しかもできるだけ早く教えてほしいと思われていますので、私はこの望みに応えるため30年の臨床経験に基づくアドバイス形式のカウンセリングを実践しています。
世間では性格は変えられないとの言葉が通説となっているようですが、私はかなりの確率で改善したい性格(部分)は変えられると思っています。
心理カウンセリングでも性格を変えたい、性格から生じる苦しさ、辛さを何とかしてほしいとの相談は多く、性格は種々の悩みの大本でもあります。
ただ厳しいようですがアドバイスや心理療法を複数お伝えできたとしても相談者自身が変われないと思っていたり、繰り返し、繰り返し実践していただかなければ性格を変えることは難しいのも現実です。
日本では12歳ころに各人の性格の基礎が出来上がり20歳くらいでほぼ固まるといわれています。
そこから更に数十年直したい性格で生活し続けているわけで、自然と負のトレーニングをしていることになり、そんなに短期間で改善されるものではありませんし、急に180度(右から左)の転換も残念ながらできません。
しかし、心理療法は皆様が思われているよりもはるかに単純で簡単なものです。
諦めるのではなくコツコツとアドバイスや心理療法を実践していかれれば徐々に切り替わっていきます。
目に見える改善を求めるのではなく180度の角度が自覚はできませんが170度160度と変わっていきます。
150度くらいとなり30度も変化すればかなり変わったことを意識していただきたいと思います。
今まで悩んできたことは変わっていますし、周囲の反応も違います。更に繰り返して続けていればご自身でも変わったなと実感ができます。
忘れたいもの(自分が変えたいこと、嫌なこと、過去のネガティブな事実など)を意識するのでなく、変わっていく自分を意識してください。
改善できる方達の共通する改善方法は改善項目を端的なお題として決めたら、それが叶うと信じ込むことと、そのお題に対して心理カウンセリングで受けたアドバイスなり心理療法を日々わずかでも少しでも必ず実践された方たちが改善していかれます。
心理カウンセリングに来られない方も自分でこれなら日々実践できるもの、ことを決め、日々コツコツと続けていただければ改善の道は開けます。
2021年08月04日 15:08