旬のものを食すこと|東京カウンセリング銀座ルーム
桜が咲きだしました。もっとも日本中がきれいな時期です。新型コロナウイルスの影響で世界中が揺れ動き、人々が騒然としていても、自然は何事も関係がないように、ゆったりと毎年同じように私たちに季節の流れを教えてくれます。
そしてその自然の恵みからもたらされる多大なものによって私たちの生活が成り立っています。
東日本大震災から9年目となり様々な事柄が取り上げられて報道されていました。
被災地では当時小学校の入学式が出来なかった子供たちが中学の卒業式では新型コロナウイルスの影響で中学校の卒業式もきちんとできなかったようです。
私の娘も中・高と6年通った学校の卒業式に親は参列できず、式も代表以外は教室のテレビで見たようです。
全国の多くの学校が同じだったことと思います。
昨年は何度となく大きな自然災害がもたらされ、近年何十年に一度と形容されるような自然災害が度々おこっていることには心が痛みますし、暗くなります。
災害は教訓として受け継がなければならないことが多々ありますし、桜も本来は入学式を華やかに彩ってくれるものでしたが、昨今では卒業式に咲くものになっていることも考え、新型コロナも同じですが人類皆で一致協力し合わなければならないことがあるのは確かなはずです。
私は心理カウンセリングの中でアドバイスを行っていますが、アドバイスだけを話しても体調もよくなく、悩みも深い状態では中々意図することがわかってもらえない、覚えてもらえないことも多いので、例えとかタイトルを付けて説明します。
その一部で「時間を大切に」と「何もしないボッートする時」の2つを意識して生活されることを勧めています。前者は春に桜を「愛でる」ことは人生で60回くらいしかないと話をし、後者は秋に老僧が時間はいくらでもあると、ゆっくりと落ち葉を掃く話をさせてもらっています。
日々をせわしなく過ごし他のものが目に入らなくなり、桜が一年で二週間しか咲かないことを意識することもなく、人生の充実した大切な時間の過ごし方を忘れがちになっていないでしょうか。
そして日本には四季があり、季節ごとに旬な食材があることも忘れがちになっていませんでしょうか。
様々なものが一年中手にすることが出来ますし、多くの魚も養殖されています。
しかし旬な時期の旬なものは栄養価が高く、味も濃く、その時期に体が欲しているものを与えてくれます。
今ですと「フキノトウ」や「ウド」でしょうか。もうじき「タケノコ」・「シラス」・「ホタルイカ」も出回ってきますね。
旬な食材を食することは免疫力を高め、抵抗力がつき、丈夫な体づくりに繋がります。
特にメンタル不調が続き何を食べても味気がしない方は意識して食べられることをお勧めします。
旬な食材は美味しいですし、前述しましたがその時期の体が欲しているものを供給してくれます。
更に日本の四季を楽しみ、心豊かに生活を送られるためにも、皆様新型コロナウイルスだけに振り回されず、桜を愛で、旬な食材を召し上がってみてください。
2020年03月20日 13:18