シニアへの精神力維持のすすめ カウンセリング東京銀座ルーム
今日は敬老の日で私も今年から高齢者に入りましたのでお祝いされる側のようです。カウンセリングをコロナ前までは12時間休みなしで行う日も結構あり、記憶力もほとんど変わらず本日までカウンセラーになって33年間、相談者様との約束時間を自己都合で一度も変更したことがありません。
33年無欠席・無遅刻・無早退は少し誇ってよいかなと思っています。
しかしやはり衰えは随所に感じ特に筋肉量の低下、中でも大腿四頭筋、上腕筋、胸筋の低下は鏡で見てわかり寂しくなります。
近年健康寿命という言葉がよく言われるようになり、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間とされ、日本では平均寿命から10歳ほど下がり男性で72歳位、女性で74歳くらいらしいです。
高齢者にとってはとても意識すべき大事な言葉だと思います。今日の医療の進歩は寿命を伸ばすことは確かにできますが、自分の望む生活ができることが大切で、障害者の方も含め更に心身の健康意識を高め健康寿命を延ばせるような社会を皆で目指したいものです。
高齢者に限らず社会人皆が意識したい言葉にワーク・ライフ・バランスがあります。
働くすべての人が、仕事と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった仕事以外の生活との調和をはかり、その両方を充実させる働き方・生き方と定義されている言葉です。
仕事が上手く進んでいると私生活でも心のゆとりがもて、私生活が充実することで仕事のパフォーマンスも上がるという好循環を目指すことで政府も推奨しています。
高齢者のご相談は多くはありませんがうつ病ではないと思うが何か気力が出ない、何もする気になれない、部屋を片づけることも億劫だとの相談内容は何人かの方からされています。このような状態は子育てが終わり子供たちが巣立った(家を出た)以降におこる空の巣症候群、仕事で定年を迎えてから起きる燃え尽き症候群などの精神状態です。
カウンセリングをしていると仕事の比重がとても高くプライベートに時間をとらない方が今日でもかなりいらっしゃり、その方々は家族を持っていない率も高くなる傾向を感じます。
定年を迎えた時先程の高齢者のご相談のような燃え尽き症候群と言われるような精神状態にならないかと心配します。
健康寿命を延ばすためには健康の増進のため散歩等軽運動をすすめられ体力の維持が主目的のようにも感じますが、精神力の継続もとても大事なはずです。
精神力の維持には若いころからワーク・ライフ・バランスを整えておくことが大切で、定年になられても週の何日は仕事をされたり、
地域活動やボランティア、趣味などを通してコミュニティーに参加して会話、笑い、そして責任を持つことが大切になります。
もし家族が欲しいとお考えになればシニアの婚活もどんどん積極的に行ってほしいと思いますし、巣鴨でナンパも悪くないかもしれません。
2021年09月20日 16:49